昨日は三芳町社会福祉協議会主催で、第2回講座が「『下流老人』~高齢者の貧困の実態と対策~」と題して藤田孝典さんを講師にお迎えし行われました。
私の知り合いの方もご夫婦で「うちも下流老人だから気になって来たのよ」とおっしゃり来ていらっしゃいました。時々笑いを誘う解りやすいお話に会場の皆さんも引き込まれ納得して帰られた様子でした。
この国の広がる貧困は全ての世代にわたるものですが、今回は特に高齢者にスポットを当ててお話をされました。
不自由なく生活をしながら、例えば病気で多額の医療費がかかり、家賃を滞納し、ホームレスになったというような例もあるそうです。貧困とは繋がりの無いことでもあり、相談ができないということでもあります。助けを求めることも大切、日頃から周囲と繋がりを作っておくことが大切ということでした。
先進国の中でも貧困が際立つ日本、高齢者がこんなに働く国、働かざるを得ない国は日本くらいで、社会保障の制度の問題がある。社会に関心を持って欲しい。町の議会で健康保険や介護でどのような議論が行われているか見て欲しいというお話でした。今まさにそういったことが議論されているところです。
社会保障・福祉制度を活用し下流化を防ぐこと、生活保護を受けることも手段です。関係性をつくることが大切ですというお話でした。
藤田さん、ありがとうございました。
ご近所で。今彼岸花が満開です。
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